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夕日山
【ゆうひやま】


唐津(からつ)市夕日の東側,背振山地西端の山。標高272.9m。夕日の地名は「慶長国絵図」に記され,ここには夕日山義宗寺があったが,江戸初期までに廃寺となり,江戸中期に唐津城下木綿(きわた)町練屋市郎兵衛が千手観音を祀った観音堂がある(松浦拾風土記)。北東山麓には弥生時代の墓制の1つ,瀬戸口支石墓群や古墳群がある。また,周辺一帯は弥生・古墳時代の遺跡の宝庫である。今日,周辺の山を含む地域一帯の山麓では,ミカン栽培が盛んである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219051