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湯ノ峰山
【ゆのみねやま】


鹿島市浜町の南にある山。標高152.8m。多良(たら)火山の北東麓付近にある寄生火山で,角閃安山岩からなる鐘状火山(トロイデ)である。杵島(きしま)・佐賀方面からもよく見えるので,「肥前国風土記」の藤津郡に「烽(とぶひ)壱所」とある古代烽の跡と推定される。山名の由来について「鹿島志」に「宝篋塔山は浜津の南に聳ゆ。俗に云ふ。昔,宝篋を造立し石塔に印して以てここに鎮む。故に之に名づくと云ふ。今猶其の遺跡あり。一に湯峰と曰ひ,或は云ふ古く温湯を出せり,因て名づく」と記している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219069