竜泰寺
【りゅうたいじ】
佐賀市赤松(あかまつ)町にある寺。曹洞宗。平安山と号す。本尊は観世音菩薩。永禄6年に竜造寺隆信が竜造寺氏の安泰を祈念して少弐氏館址に創建した。竜造寺氏の菩提寺として累代の墓石があったが,隆信の墓石は宗竜寺に移され,隆信の子政家夫妻の墓も高伝寺に移転された。現在は政家の子安良によって創始された村田家の墓や佐賀藩出身の大隈重信の墓などがある。本堂は旧佐賀城本丸広座敷を解体移築したものである。寺領として佐賀藩より43石8斗余が与えられた。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7219143 |