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赤岳断崖
【あかだけだんがい】


赤ダキ断崖ともいう。中通島の北部に位置し,波の浸食作用により形成された断崖。南松浦郡新魚目町に属する。番岳(443m)と小番岳(332m)の間の西側において,第四紀に火山活動が起こり,ホマーテ型の赤岳(約150m)が出現し,火山活動の休止以後,赤岳が波の浸食作用を受け,100mを超す断崖が形成された。結果的に,動的な露出を呈する層の状況から,かつての火山活動を推定させるなど,学術上貴重なものとなっている。昭和53年,県の天然記念物に指定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219234