芦辺大橋
【あしべおおはし】

壱岐(いき)郡芦辺町の谷江川の河口に架かる橋。瀬戸浦と芦辺浦を結ぶ臨港線が通る。橋長90m，幅員7m，両側に幅3mの歩道をもつ。型式は上部工ポストテンション下桁橋，下部工鉄筋コンクリート逆Ｔ型橋台である。昭和55年開通。工費７億2,360万円。当橋は，芦辺港湾整備の一環として，瀬戸・芦辺両地区を最短ルートで結び，両地区の輸送手段はもとより地域住民のバイパスとして利用されている。また芦辺漁港は，博多港とフェリーで２時間20分で結ぶ定期航路の基地でもあり，当橋は観光客にも大きな利便を与えている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7219254