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荒牧名
【あらまきみょう】


(近代)年不詳~現在の行政区名。明治22年南串山村,昭和44年からは南串山町のうち。甲ともいう。荒牧は新しい牧場の意。正保2年「高力摂津守領分肥前国高来郡之内」(高力摂津守領分村高一覧)に串山村小村荒巻村として表高233石余と見える。「南串山村郷土誌」によれば,寛文元年2代目庄左衛門が北岡天満宮を当地に勧請,戸数80,島原の乱後に平戸より竹下氏,大村より森下氏,島原より馬場氏,多比良村より植木氏が移住したという。文久3年の肥前国高来郡之内三拾三箇村壱分四拾間之図に南串山村荒牧名の庄屋も記されている。「郡村誌」には,当地内は荒牧・板引・白頭・鬼塚・池崎・峰五郎・樫岳・井手上・地蔵堂の9字(集落)と記している。地内の池崎は,江戸期には荒巻と区別され,荒巻同様に串山村の小村7か村の1つで,正保2年「高力摂津守領分肥前国高来郡之内」(高力摂津守領分村高一覧)によれば,表高323石余と見える。「元禄郷帳」では串山のうちとして池崎村とある。明治4年の「島原紀要」の南高来郡全図にイケサキは100戸以下30戸以上の集落として記されている。明治26年の「南高来郡町村要覧」によれば,戸数299・人口1,495,学校は尋常串山小学校があり,神社は天満神社・水神社・洗磯前神社,寺院には楽常寺・日誠寺があり古城跡もあると見える(島原半島史)。昭和2年キリシタン墓碑3基が県史跡に指定された。地内に鬼池・白頭・門前・樫峰・加例川・井手上の集落がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219309