有福郷
【ありふくごう】

(近代)年不詳~現在の行政区名。明治22年日島村,昭和31年からは若松町のうち。五島列島中央部,若松島の北西に位置する有福島の全域。北西は東シナ海に面する。江戸期の西代官旧記によれば,延宝6年有福島は牧場で留山があったという。馬頭山や上馬込・中馬込の地名はその名残である。延宝年間和泉国佐野浦の漁師が当地から釣船を出し,小川庄左衛門が鯨突組を起こしたという。人付居付地百姓帳によれば,文政年間に大村藩領神ノ浦から男106・女97の計203人,慶応3年人別改帳には大村藩領から26軒移住とある。昭和50年の世帯数120・人口522(男255・女267)。地内に頭子神社・西部漁協・保育所・カトリック教会がある。主産業の一本釣り・延縄漁業の従事者が多い。陸上交通は同54年漁生浦島を通り若松島と接続する県道が完成した。海上交通も町内の浦々を結ぶ巡航船の1日6往復運航で至便になった。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7219326 |





