壱岐空港
【いきくうこう】

壱岐島南東部，壱岐郡石田町筒城(つつき)にある第３種空港。昭和41年筒城浜に隣接する海浜地帯に，総事業費2.1億円で1,200mの滑走路をもつ空港として開港。昭和46年から同49年度にかけて，ＹＳ-11（64人乗）を導入するため滑走路の嵩上げ工事，エプロンの拡張，夜間照明施設などの整備が進められた。現在，日本近距離航空による定期路線として福岡便が１日４往復，長崎航空による２地点間輸送として長崎便が１日５往復，対馬便が１日１往復運航されている。昭和59年度の利用客は12万3,000人，貨物取扱い量は306tである。滑走路を2,000mに延長しジェット機の導入を図る計画もあるが，空港の周辺が観光地のため，進んでいない。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7219359