角川日本地名大辞典 九州地方 長崎県 33 丑ノ浦【うしのうら】 旧国名:肥前 古くは牛之浦とも書いた。五島列島の福江島北西部,京ノ岳の南西麓に位置する。西は東シナ海に面する。楯状火山のすそ野に成立した農村集落である。地名の由来は,京ノ岳のすそ野に牛を放牧していたためとの口伝がある(三井楽町郷土誌)。また塩水という集落の名は,井戸水の塩分が多いため名付けられたという。【牛之浦村(近世)】 江戸期の村名。【丑ノ浦郷(近代)】 年不詳~現在の行政区名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7219615