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大手橋
【おおてばし】


下県(しもあがた)郡厳原(いずはら)町の本川に架かる橋。かつての国分町と大手橋町を結んでいた。橋長8m,幅員5m。金石城の大手筋にあたるので大手橋の名称が生まれたという。天正19年,朝鮮出兵に備えて清水山城が築かれたとき,江尻橋・遊月橋とともに架けられた石橋で,天正の三橋と呼ばれた。大正7年太田伝三郎の寄付金によって架け替えられたが,町内の中心部で交通量が多く昭和55年橋脚・石桁を取り除き架橋された。元治甲子の変には,勤王派の藩士がこの橋上で処刑されたり,さらされたりした(対馬遺事)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219891