100辞書・辞典一括検索

JLogos

22

亀浦
【かめうら】


旧国名:肥前

西彼杵(にしそのぎ)半島北部,大村湾北西岸,大明寺川支流の中山川流域に位置する。南西部に峰岳,東部に段ノ尾岳があり,それらに源を発した小河川沿いに耕地がある。海岸線の出入りが多く,亀浦の入江は船の滞舶所である。当地内には多くの島がある。地名は,段ノ尾岳を沖から眺めると亀の形をしていることに由来するといわれる。頼山陽は,文政元年当地に遊んだ際この山を亀脊嶺(きせきれい)と呼び,「亀脊嶺に鶯の声を聞く」の詩を詠んでいる。
亀浦村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
亀浦(近代)】 明治22年~昭和36年の亀岳村の大字名。
亀浦郷(近代)】 年不詳~現在の行政区名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220274