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唐洲
【からす】


旧国名:対馬

烏とも書いた。対馬の中央部,浅茅(あそう)湾の大口瀬戸北岸に位置する。北は対馬海峡に開け,南は小高い丘陵地を越えて浅茅湾の大口に臨む。北東の杉浦に妙見社(元島神社)があり,式内社大島神社に比定する説もある。社叢内に大陸系のモクゲンジが自生している。永禄6年に仁位郡主宗盛家の「盛家書下」を所持する青木家の庭先のソテツは,県天然記念物に指定されている。加志々弥生遺跡からは人骨・石鏃・石剣などが出土し,出土品は朝鮮との深いかかわりあいを示している。
からす(中世)】 室町期から見える地名。
唐洲村(近世)】 江戸期~明治41年の村名。
唐洲(近代)】 明治41年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220299