角川日本地名大辞典 九州地方 長崎県 19 観音寺馬場町【かんのんじばばまち】 旧国名:肥前 (近世)江戸期の町名。福江城下の1町。五島藩主盛利が家臣の城下集住を行ったいわゆる「福江直り」は寛永11年に完了したといわれるが,その時にできた武家屋敷町の1つ。福江城の西方,観音寺の前の通りにあたる。地名は道幅を広くして馬場に使用したことに由来するという。寛永11年の武家屋敷数は13(県史藩政編)。町名は明治初期に消滅。以後は福江村福江郷の一部になる。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7220349