木坂
【きさか】
旧国名:対馬
喜佐賀とも書く。対島の中央部,西海岸に位置する。西部は広く湾曲した荒磯の浜で,対馬海峡に臨む。集落は南の保利山,北の伊豆山の狭い谷あいにある。旧国幣社海神神社は伊豆山の中腹にあり,御前浜から開けた御前原を望む。御前原の北側の丘ヨケジには弥生時代後期の石棺群があり,貴重な遺物が出土している(木坂宝物館蔵)。社叢は県の天然記念物に指定され,野鳥の森として親しまれている。
【木坂(中世)】 室町期から見える地名。
【木坂村(近世)】 江戸期~明治41年の村名。
【木坂(近代)】 明治41年~現在の大字名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7220362 |