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金竜橋
【きんりゅうばし】


西彼杵(にしそのぎ)半島北部を南西に流れる伊佐浦(いさのうら)川の河口に架かる橋。西彼杵郡西海町中浦南郷にある。県道外海線(現国道202号)として神浦川に架かる神ノ浦橋(明治34年2月架橋),雪浦川に架かる雪浦橋(明治25年3月架橋)と並んで明治31年6月に架設。土橋で,橋長54.5m,幅員4.3m。現在と同規模であった。今も残る石組みの橋台には,「監督官県属米倉富哉,村長田川兵力,郷委員宮本喜代治,大串近太郎」などと刻まれた石板がはめられている。その後昭和2年7月改架,その橋柱が残っている。昭和23年の水害で破損。現在の橋は昭和33年12月,旧橋の東側18mの地点に約1m高くして架設された。kb式コンクリート床版で,橋長60m,幅員6m,国道と直角に接続する北側は8mと広くなっている。国道の改良工事により,近く西側に改架される予定である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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