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小榊村
【こさかきむら】


(近代)明治31年~昭和13年の西彼杵郡の自治体名。西彼杵(にしそのぎ)半島・長崎半島の基部,長崎湾の北岸に位置する。もとは淵村の一部。大字は編成せず。木鉢郷・小瀬戸郷・神ノ島の行政区がある。村名は,小瀬戸の「小」と木鉢の「木」と神ノ島の「神」を組み合わせて小榊と称した。明治31年木鉢郷の一部が長崎市に編入し,同市木鉢郷となる。大正4年の「長崎県大観」によれば,戸数481・人口3,201,学校は第一小榊尋常小学校・第二小榊尋常小学校があり,児童数は合わせて494(男270・女224),官公署には村役場,神社は池之神社,寺院には聖徳寺出張所,その他天主公教会堂があった。また特産物として鯛1万7,600円・真鰯7,230円・鰆7,000円・鰺2,400円・鯖2,400円・鰤2,000円・烏賊1,000円・魣1,000円が記される。世帯数・人口は,同9年631・3,162,昭和10年591・2,974。昭和13年長崎市の一部となり,村制時の各行政区は同市の行政区に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220707