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佐須奈
【さすな】


旧国名:対馬

佐須那とも書いた。対馬の北部,佐須奈湾東岸に位置する。対馬北西部における最良の港で,古来朝鮮半島との通交の重要な停泊地であった。地名の由来については,島内で浦を奈という例が各所にあるところから砂州浦の意味によるという(津島紀事)。浦の南西に枝浦があり,その集落を大地(大内)と称し,江戸期の「津島紀略」には陸路17町とあるが,海上は5町であった。佐須奈の東山手の日吉は,日吉山王の名が中世文書に散見し,この神社名が地名ともなったものである。浦の南の出鼻を塚崎というのは,弥生時代~古墳時代の墳墓群があったためらしいが,地形が削られて確認できない。
佐須那村(中世)】 室町期から見える地名。
佐須奈村(近世)】 江戸期~明治41年の村名。
佐須奈村(近代)】 明治41年~昭和30年の上県郡の自治体名。
佐須奈(近代)】 明治41年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220934