里
【さと】

旧国名:肥前
壱岐(いき)水道に対してラッパ状に開く伊万里湾の内海に浮かぶ福島の北部東側に位置し,景勝地のイロハ島海域を見下ろす地にある。地名の由来については,里地名の多くがいずれもその地方のもっとも古い集落であることから,当地が福島において古くからの集落地であったことによるものと推測されている(福島町郷土誌)。当地が福島におけるもっとも古い集落地と考えられる理由は,第1にイロハ島海域は伊万里湾の内海にあたり魚介に富んでいること,第2に福島において最も大きな川が当地区にあり,下流の平地が生活に好適であり,地区の平地の大半が江戸期以降の干拓でできたこと,第3に背後が山,前が海で,天然の要害をなしていたことなどがあげられる。さらに,地内字神ノ前には鎮守である旧村社今山神社があり,大川内家文書によれば,初代神職となった大川内則重は天正年間の人になっており,また天正17年開基の曹洞宗東海山寿福寺が神ノ上にあることも,傍証になろう。
【里村(近世)】 江戸期の村名。
【里免(近代)】 年不詳~現在の行政区名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7220950 |





