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三城町
【さんじょうまち】


(近代)昭和56年~現在の大村市の町名。もとは大村市武部郷・乾馬場郷・諏訪郷の各一部。大上戸川下流左岸に位置する。忠霊塔の建つ丘は,キリシタン大名大村純忠が永禄7年に三城という城を築いた場所で,町名はこの城名に由来する。旧字柴田は三城での元亀3年の合戦の際,田圃に柴垣を立てて防御したことに由来する。旧字大佐古は迫(さこ),すなわち谷のいきづまりを意味している。第2次大戦前までは典型的な農業地域であったが,国鉄大村線大村駅や中央商店街に徒歩10分ほどの位置にあり,交通,日常生活の便がよいことから,昭和40年代の後半より急速に宅地化が進んだ。また同55年には県営・市営の団地が建てられ,町内の様子は急激に変化した。三城丘の北麓に中世以来の古社である富松神社が鎮座する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220980