新道
【しんみち】
旧国名:肥前
(近世)江戸期の町名。福江城下の1町。五島藩主盛利が家臣の城下集住を進めたいわゆる「福江直り」は寛永11年に完了したといわれるが,その時に形成された町の1つ。城の北方に位置し,並行した本町通りと開田町通りを連絡する。地名の由来は,本町と開田町の両町連絡のため後から新しく作った道のことであろう。寛永11年の武家屋敷数は1(県史藩政編)。明治初期には福江村福江郷の一部になる。ただし,以後も通称として町名が残った。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7221297 |