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玉之浦
【たまのうら】


旧国名:肥前

珠浦とも書く。五島列島福江島の西端,玉之浦湾岸に位置する。玉之浦湾口には島山島が浮かぶ。北は父ケ岳・七ツ岳を結ぶ山陵,東は山内盆地に接する。西は東シナ海に面し,南東は20kmに及ぶ海岸断崖が起立している。山間の狭い平地に集落が散在し,入江の深い湾内が古くから海外との交渉の場になった。また橘の木が繁茂し,橘浦という地名が多い。また湾内では真珠がとれた。地名の由来は,この橘浦,珠浦がタマンナとなり,転訛して玉之浦となったという説もある。五島では浦をナと発音した。玉之浦郷白鳥には延暦23年遣唐使に随行して入唐した最澄が航海安全を祈願したという白鳥神社がある。
珠浦(中世)】 鎌倉期から見える地名。
玉之浦村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
玉之浦村(近代)】 明治22年~昭和8年の南松浦郡の自治体名。
玉之浦町(近代)】 昭和8年~現在の南松浦郡の自治体名。
玉之浦郷(近代)】 年不詳~現在の行政区名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7221623