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長崎野母崎自転車道路
【ながさきのもざきじてんしゃどうろ】


長崎市江戸町と西彼杵(にしそのぎ)郡野母崎町を結ぶ自転車道路。全長25.3km。実際は長崎県庁の下大波止交差点(江戸町)より江川町(土井ノ首中学校前)までの9kmは一般道路と自転車道路の併用である。総事業費約35億円。昭和49年4月工事を開始し,同66年3月末日全面開通予定である。現在は土井ノ首中学校より西彼杵郡三和町為石(ためし)までの7.4kmと野母崎町の一部6.1kmが完全舗装されている。未完成は三和町の8.3kmと野母崎町の3.4kmである。この7.4km舗装の区間は,昭和57年7月23日に災害にあった土井ノ首中学校より栄上町までの距離である。このため久良川防災害対策特別緊急工事が行われている。現在片道4.4kmを折返し自転車・歩行者道路として営業している。道路平均勾配は5%,幅3mである。この工事は昭和62年3月末日までかかる予定。自転車道路整備の主旨は長崎市を起点にし,海と山の自然景観に恵まれた野母半島県立公園内を縦走する自転車歩行者道路である。長崎周辺の人々の健全な心身の育成増進をはかるため,レクリエーションの場を提供し,自然と諸施設との結びつきを密接にする。この施設の事業主体は長崎県である。県は長崎県二輪車自転車商業協同組合に依託し,昭和55年4月より開始している。現在自転車台数は85台あり,当初は宝くじ協会より自転車を44台寄贈してもらったので開始した。残りの41台は県の補助である。運営は独立採算で施設に要する費用等は県が補助する。建物は一般県道長崎県野母崎自転車パーキングハウスがあり,そこに自転車を保管し,貸出しをしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7221936