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並松郷
【なみまつごう】


(近代)年不詳~昭和53年の行政区名。明治22年西大村,昭和14年大村町,同17年からは大村市のうち。文明13年,領主大村純伊が家臣の一瀬栄竜に命じて原口の聖宝寺から銭壺付近まで松並木を植林させたといわれる。地名はこの松並木に由来する。かつては放虎原という原野であったが,寛文4年飯笹平六左衛門胤重によって荒地の開墾がなされ,35石の新畑が開かれた。下銭壺・上銭壺・東並松・西並松・百本松・植松・植松下の7字から成った。新町名設置により昭和49年原口町・竹松本町,同51年松並1~2丁目・古賀島町,同53年西大村本町・植松1~3丁目・桜馬場1~2丁目・西乾馬場町となり,行政区名は廃止。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7222076