100辞書・辞典一括検索

JLogos

33

比田勝
【ひたかつ】


旧国名:対馬

対馬の北部東海岸,西泊湾(比田勝港)の東に位置し,比田勝川流域に集落がある。地名の由来について「津島紀事」は,「比田勝〈飛多佳津〉,旧号比多方,万葉集所謂比田方是也,按比田潟之訛呼」としている。これは「万葉集」巻14に見える「比多潟の磯の若布の立ち乱え吾をか待つなも昨夜も今夜も」とある比田潟に比定したもので,この見解は以前からあった(対州名所記)。なお,中世には比田勝と古里の間に南護志という集落があり,「海東諸国紀」には「郎加古時浦〈三十余戸〉」とあるが,近世に廃村となり,その場所は現在港として開発されたあたりの山手である。
比田勝(中世)】 室町期から見える地名。
比田勝村(近世)】 江戸期~明治41年の村名。
比田勝(近代)】 明治41年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7222490