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平戸教会
【ひらどきょうかい】


平戸市鏡川町にあるカトリックの教会。勝尾岳城跡である勝尾岳の中腹に位置する。平戸は天文19年フランシスコ・ザビエルによって長崎地方では初めてキリスト教が説かれた。木村氏や籠手田左衛門安経など多くの信仰者を得て,平戸島・生月・度島などに広まったが,領主松浦氏の弾圧によって城下のキリシタンは消えた。現在の平戸教会の信徒たちは,五島・外海(そとめ)・黒島などからの移住者である。明治41年上神崎教会から独立し,同43年家御堂を設置した。現教会堂は昭和6年の建立で,正面に大きく出入口をとり,その外縁に柱型と尖頭アーチを層序的にまわし,その上の大塔の周囲には尖塔を林立させて,ゴシック様式の正面の印象を深めている。側面にはフライング・バットレス(飛梁)を並べているが,この構造は長崎地方の教会建築では平戸と下神崎の両教会以外に例をみない。天井はリブ・ヴォールト式,堂内はバシリカ型・板敷き床・三廊式平面。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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