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福江空港
【ふくえくうこう】


福江市上大津町早刈にある第3種空港。昭和38年総事業費1.1億円で,鬼岳のすそ野にあたる台地を開いて標高78mの位置に1,100mの滑走路をもつ県営空港として開港,長崎航空がDHダブ型機(10人乗)で大村への定期便を開設した。その後大村便には,同39年よりDC‐3型機(30人乗),同42年よりフレンドシップF‐27型機(40人乗,路線は全日空へ委譲)が導入され,さらに同48年にはターミナルビル建設,滑走路の1,200mへの延長によってYS-11(64人乗)が就航し,利用客の増大に伴って使用機が大型化された。現在では昭和51年に拡張した1,500m滑走路,YS-11用2バース・F-27用1バースのエプロンを有する典型的ローカル空港である。現在,長崎便1日4往復,福岡便1日2往復,上五島便週3往復が運航され,昭和59年度の利用客は17万2,000人,貨物取扱量528tで,五島地区と本土の間の重要な交通手段となっている。また,今後航空需要の増大がさらに見込まれるため,昭和63年までに滑走路を2,000mに延長して,ジェット化を図る計画である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7222624