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間伏郷
【まぶしごう】


(近代)年不詳~現在の行政区名。明治22年日島村,昭和31年からは若松町のうち。五島列島中央部,若松島の西部に位置する。江戸期には,文政元年大村藩領から22軒,慶応3年大村藩領から9軒,天草から2軒の移住があった。地内に間伏・原塚・堤・滝河原・石司・筒ノ浦・鵜ノ瀬・白浜の集落がある。昭和50年の世帯数180・人口632(男305・女327)。神社は間伏神社,寺院は無住の観音堂を大正4年に再興した浄土宗の信祐山源寿院があり,秘仏十一面観音は30年ごとに開帳される。その他白鳥神社・滝原神社,神護寺がある。一本釣り・延縄漁業を主産業としている。県道日ノ島猿浦線が地内を通る。交通は若松行きの定期バス,浦々を運航する巡航船がある。昭和38年滝河原海岸近くで日本考古学協会の調査により箱式石棺・弥生式土器片・黒曜石片が確認された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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