六島
【むしま】

旧国名:肥前
五島列島の北,小値賀(おぢか)島の東方に位置する。島は速い潮流に囲まれて船の出入が困難なことから,島の掟が厳格なことで知られ,時間励行の島として名高い。住民の祖先は小値賀島の前方後目の六方(ろくかた)から移り住んだといわれ,六島の地名はこれに由来するものであろうか。高麗芝の自生する東側の平原は美しい(小値賀町郷土誌)。当地住民は,沈んだ島の伝説で有名な「高麗島」の生存者の後裔,あるいは平家落人の後裔という伝承がある。地内の南端の墓地周辺には縄文時代の石器を出土するタジリ遺跡がある。また,薬師堂には応永6年の年紀をもつ源長奉納の鰐口があり,中世の外国貿易船が使用したと思われる碇石1本がある。
【六島(近世)】 江戸期の村名。
【六島郷(近代)】 年不詳~現在の行政区名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7223116 |





