輪内
【わうち】
旧国名:肥前
島原半島の基部,本明川と同川支流の福田川の間にある多良岳南麓の緩傾斜の台地に位置する。本明川右岸の諫早(いさはや)市中を含む広範囲な地域。西郷尚善(文明~天文年間)は伊佐早の高城に城壁をめぐらして本丸を築くと,本明川の対岸を重視して二の丸を対岸の正林の台地に築いた(西郷記)。現在も当地には二の丸の地名が残っている。
【輪内(近世)】 江戸期の地名。
【輪内名(近代)】 年不詳~昭和46年の行政区名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7223367 |