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亀川
【かめがわ】


旧国名:肥後

天草下島中央部東端,亀川下流河口部に位置し,本渡瀬戸および有明海に面する。笠石山から延びる山系の南北は複雑な入江・海であったが,江戸期からの干拓で陸地化が進んだ。地名については,亀が多く生息していたためという説,瓶を造る粘土が多かったことにちなむとする説,聖なる帽子岳から流れる神川が転訛したという説などがあるが未詳。藤の瀬から障子の瀬の丘にかけては縄文式土器・石斧・石鏃,通山からは石斧が出土する。新涯・古寺では竪穴住居跡と弥生後期の黒髪式土器の破片や石斧・石鏃が発見されている。また下潟の妻の鼻からは5世紀後半もしくは6世紀前半のものと推定される地下式錏葺板石積石室の墳墓35基・石積1基を出土したが,昭和49年宅地造成のため佐伊津町明瀬平に移転,復元した。なお副葬品には鉄製の刀・剣・矛・鏃・鑷・釧,銅製の鏡・釧,勾玉・小玉・土器,イノシシとみられる獣骨がある。また新涯・古寺には天草でも古い寺院といわれる来迎寺があった。付近には五輪塔・宝篋印塔が残る。
亀河村(中世)】 鎌倉期に見える村名。
亀川村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
亀川(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7224607