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新萩原橋
【しんはぎわらばし】


球磨(くま)川に架かる橋。国道219号が通る。八代(やつしろ)市の萩原町1丁目と渡町を結ぶ。江戸期には薩摩街道の脇往還として熊本から日奈久(八代市)方面への近道である奈良木往還へ続く渡し場として,右岸萩原と左岸上豊原(かみぶいわら)との間に球磨川渡しがあった。明治期にこの地点に舟橋ができ乗合馬車が通るようになり,昭和6年鉄橋の萩原橋が架けられバスが通った。しかし左岸の一部には橋がなく,川床の部分がそのまま道路になっていたため,洪水の際はしばしば交通止めになった。そのため上方に14億円を投じて新萩原橋が造られることになり,昭和46年着工,同49年6月6日開通式を行った。新橋の橋長657.3m,幅員10.25m(車道7.5m,歩道2.75m)。3径間連続鋼箱桁橋である。新萩原橋の完成後,旧萩原橋は廃止された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7225923