大甲橋
【たいこうばし】

白川に架かる橋。熊本市の水道町と新屋敷１丁目を結ぶ。橋長107m，幅員32mで，昭和39年に竣工した鋼鈑桁橋。旧橋は，大正13年甲子(かのえね)の年に竣工したのでその名があり，市電を四軒町（現水道町）から新屋敷を経て水前寺方面へ敷設するのに伴って架設された。昭和28年の６・26大水害では鉄筋の橋は流失しなかったが，左岸の橋際が削られ，建設由来を記した大甲橋之碑も埋没した。主要地方道熊本高森線が通り，市中心部と水前寺公園・健軍（2～4丁目）方面などの東部地域を結ぶ産業・交通上重要なルートとなっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7226099