日平
【ひびら】

旧国名:肥後
東の華牟礼山,西の笹原峠に挟まれる地域。北流する日平川沿いに集落が点在する。地名は,谷間ではあるが,日のあたる平らな耕地が存在したことにちなむという。「肥後国誌」によれば,当地に日平城(花簇城)があり,小森田源四郎満永が在城し,天文20年12月13日大友義鎮に攻め落とされたとも,小森田又次郎が居城し天正11年に落城したとも伝える。花簇寺日平山跡・田川寺跡・月浦妙泉寺跡の宝篋印塔などがある。
【日比良(中世)】 戦国期に見える地名。
【日平村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【日平(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7227376 |





