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広瀬①
【ひろせ】


旧国名:肥後

天草下島中央部東端,広瀬川下流河口部左岸に位置し,広瀬川と丘陵との間に小さな沖積平野と干拓地があり,有明海に面する。現在の広瀬川と旧河道との間は中村・田島と称されるが,ここがいわゆる広瀬で,地名はこれに由来するものと思われる。大矢からは縄文式土器(阿高式)をはじめ石鏃・石匕・石錘・石錐・磨製石斧・打製石斧・石鋸・礫石器・須恵器・土師器・青磁器など多様な遺物が各時代にわたって出土する。古墳は茂木根の江古平の山腹に横穴4基があり,単室で仕切がなく,須恵坏を出土する。また五反田にも同時代とみられる横穴がある。茂木根の釜にあった渓林庵(廃庵)には五輪塔の一部とみられる中世の遺物があり,上の山には城跡があるというが未詳。
広瀬村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
広瀬(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7227443