松合往還
【まつあいおうかん】

宇土(うと)郡不知火町御領付近から松合へ通じる道路。明治28年松橋駅が完成した頃に開通。古くは天草へ通じる富岡往還の一部をなした。開通当時は宇土半島の主要道路で，現在の南岸道路の基盤をなす。開通前は十五社前，亀崎幼稚園前から山沿いに塩屋浦方面へ向かう小径であった。現在は道路の改修が進み，海岸沿いに直線化され，桂原・御領などの集落内に一部旧道の面影が残る。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7227720