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松崎①
【まつざき】


旧国名:肥後

古くは松嵜とも書く。立田山地から西へ続く緩斜面に位置する。北側・西側の地域は坪井川の左岸氾濫原に接する。地名は,松の生えた崖端の地すなわち坪井川の氾濫原へ突き出た台地の先端に位置し松の木が生い繁っていたことにちなむという。弥生時代の松崎遺跡があり,甕棺を出土し,若干の人骨が残存するほか,箱式石棺も出土している。大松崎・小松崎については,すでに中世からその地名が見え,室町初期と推定される年月日未詳の鹿子木東荘本家大覚寺殿御領注文(詫摩文書/県史料中世5)には「中分所々事」として「一所 大松さき 衛門三郎 一所 小まつさき 同人」と見え,前者に「この内地頭半分」,後者に「此内地頭半分」との注記があり,大松崎・小松崎を本家大覚寺と地頭詫磨氏との間で下地中分していたことが知られる。また応永6年正月14日および卯月5日の肥後国鹿子木東荘坪付(同前)にも「大松崎」「小松崎」の名が見え,各5町の公田が存在するほか,小松崎には余田15町があった。
松崎村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
松崎(近代)】 明治22年~昭和14年の清水村の大字名。
松崎(近代)】 昭和14年~現在の熊本市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7227735