樅木の吊橋
【もみぎのつりばし】
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球磨(くま)川支流の川辺川上流の樅木川に架かる橋。八代(やつしろ)郡泉村,五家荘の樅木にある。五家荘には大小20余りの釣橋があったが,現在は樅木・朴の木・久連子・葉木の4釣橋が残るのみとなった。樅木の釣橋(トノシタの橋)は五家荘最大で,橋長75m,幅員1m,高さ35m,観光客も多く訪れる。現在の橋はワイヤーロープで支えられているが,以前は藤のつるを利用していた。長い間樅木の住民の生活を支え,山仕事や通学に利用したり,米や味噌などの生活物資が運ばれた。現在の橋は昭和52年10月に樅木の住民により造り替えられた。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7228061 |