角川日本地名大辞典 九州地方 大分県 30 櫛来【くしく】 旧国名:豊後 櫛木とも書いた。瀬戸内海国立公園に突出した国東(くにさき)半島の北部,北流して海に注ぐ櫛来川流域に位置する。臨済宗妙心寺派の呑海山永明寺は文永年間の開基と推察され,平安末期の作になる中央風の観音像一躯がある。【櫛来浦(中世)】 鎌倉期に見える浦名。【櫛来村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。【櫛来(近代)】 明治22年~現在の大字名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7230193