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地蔵峠
【じぞうとうげ】


東国東(ひがしくにさき)郡国見町の南部と西国東郡真玉(またま)町の東北部との境にある峠。真玉町大字黒土(くろつち)字三畑(みはた)と国見町大字赤根字奥台との間。北に伊美山,南にも山(480m,国見町・真玉町・豊後高田市2町1市の境)があり,その間は裾合谷となっている。標高360m。一般県道赤根真玉線が通る。地蔵峠の名は,峠を越す人々の安全を祈願するために地蔵が安置されていたことによるものか。峠道は幅員1.5~2.5mの急坂。明治34年完成の半島海岸まわり県道のなかった時代は,伊美と高田を結ぶ最短路であった。国道213号が開通し,自動車交通が盛んとなった今日,峠を利用する人はほとんどいない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7230792