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新臼津トンネル
【しんきゅうしんトンネル】


臼杵(うすき)市福良(ふくら)と津久見(つくみ)市上青江(かみあおえ)の間を結ぶトンネル。国道217号臼津バイパスの頂上にあるトンネル。西方1kmに鎮南(ちんなん)山,東方700mに旧道の津久見峠がある。延長1,649m,昭和48年度着工,同52年3月完成。地質は秩父古生層に属する粘板岩・砂岩の互層と凝灰岩・石灰岩および沖積層に属する岩錐から構成されている。両坑口とも30mは側壁導坑方式を採用,中間部は上半掘削のタイヤ方式を採用している。トンネル内の防災対策は,照明・防災および非常電源設備とも,自動遠方制御システムをとり,また,坑内火災に対しては防火用水槽・消火栓を配備し,事故対策に万全の体制をとっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7231146