100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

勅使道
【ちょくしみち】


宇佐神宮参詣勅使の通ったという古道。文字ケ関(福岡県北九州市門司区)を起点とし,刈田(かんだ)駅・豊前国府(福岡県京都(みやこ)郡豊津町)・築城(ついき)郡築城駅・上毛(こうげ)郡・下毛郡下毛駅(現在地不明)・宇佐駅を経て豊後国に入る街道。平安期には和気清麻呂(わけのきよまろ)の子孫が代々宇佐神宮参詣の勅使に任ぜられていたので一名和気道(わけみち)ともいわれていた。現在の中津市では福岡県築上(ちくじよう)郡新吉富(しんよしとみ)村垂水(たるみ)から山国(やまくに)川を渡り大字高瀬に入り,大字万田(まだ)・湯屋(ゆや)・永添(ながそえ)を経て,洪積台地にかかるツルドの坂をのぼり,下毛原洪積台地上を大字大貞(おおさだ)・福島・伊藤田(いとうだ)・野依(のより)を経て宇佐市に入る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7231747