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同尻橋
【どうじりばし】


大分川に架かる橋。一般県道竜原挾間線が通り,向原の商店街から同尻・谷・同郡庄内町竜原(たつはる),大分郡野津原町今畑・太田方面に行く道を結ぶ。長さ70m・幅5m。「豊後国志」に「風土記に曰く,……南行,東折,谷・田野小野を過ぎ,堂尻川となる」とある。この堂尻(同尻)川(現大分川)に架かっているので同尻橋の名称がついたものと伝えられる。「豊後国志」に「堂尻の渡し 稙田(わさだ)郷堂尻村にあり」とある,この橋の南側が旧肥後領,北側が旧府内領として治められ,明治22年4月,それぞれ谷村・挾間村となり,昭和30年4月挾間町となった。昔はこの橋を境にして,住民の気風がやや異なるといわれた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7231944