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跡江
【あとえ】


旧国名:日向

大淀川右岸に位置する。大淀川の河口から約9kmの右岸,地内南部の台地上,標高20m,水田面との比高13mに当たる地域に跡江貝塚がある。南九州大学の調査によれば,貝塚は斜面に形成され,上下2層からなり,上層はハイガイを主体とし,20cm内外の厚さで縄文前期の遺物を出土し,下層はウソシジミを主体とし,50cm内外で早期の遺物を出土する。貝塚下からは,完掘されなかったが一辺5~6m,隅丸方形と考えられる壁高20cmほどの竪穴住居址が見出され,保存は良好ではなかったが大腿骨・橈骨などが発見された。また,同じ台地上に国史跡生目古墳群がある。5世紀から7世紀にかけて築造されたものと思われ,昭和18年国史跡に指定された当時は43基が分布していた事になっているが,現存しているのは22基で,前方後円墳・円墳のほか,前方後円墳が変形したと思われる特異な形態をなすものも見られ,地元ではツツコロ塚と呼ばれている。
跡江(中世)】 南北朝期から見える地名。
跡江村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
跡江(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7234282