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大河内越
【おおかわうちごし】


古くは樋ノ口越と記す(日向地誌)。東臼杵(ひがしうすき)郡椎葉(しいば)村東部,大河内と尾崎を結ぶ峠。標高約1,170m。国道446号が通り,大河内から北東に向かい一ツ瀬川源流河谷を上る。南の三方岳(1,479m)から北の尾崎山(1,438.5m)に至る稜線鞍部にあり,峠を越えると小丸川の源流河谷に下り,尾崎,さらに同郡南郷村神門(みかど)に至る。尾崎は椎葉村に属すが,交通の面では南郷村に近接していて,椎葉村の他地域との連絡はかなり不便である。椎葉村との交通路はほかに間柏原(まかやばる)と結ぶ中山峠,上椎葉と結ぶ尾崎峠があるが,いずれも人道にすぎない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7234540