100辞書・辞典一括検索

JLogos

18

上中原村
【かみなかはらむら】


旧国名:日向

(近世)江戸期の村名。日向国諸県(もろかた)郡のうち。大淀川支流木之川内川流域に位置する。鹿児島藩都城島津氏領。都城郷に属す。また,都城島津氏領の荘内(都城)七ケ郷の1つ山田郷に属した。村高は,寛文4年「日向国諸県郡村高辻之帳」,元禄11年「日向国覚書」,「天保郷帳」ではともに731石余。このように幕府へ提出された郷帳類には当村名が見えるが,「薩藩政要録」や「島津家列朝制度」をはじめとする鹿児島藩の行政的な史料には当村名がほとんど見受けられず,藩領内では,山田村の名で呼ばれることが多かった。「旧高旧領」では梶原村と合わせて山田村として見え,村高は2,669石余。現在当地名は残っていないが,山田町山田のうち字木之川内にあったといわれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7234761