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川原
【かわばる】


旧国名:日向

河原とも書いた。小丸川中流に位置し,沿岸の沖積地と台地からなる。小丸川は当地で大きく湾曲するが,その流れの中に突出して奇岩の小島があり,川中権現が祀られている。岩の上には雑木が茂り,約380種の植物があるといわれる。地名の由来は,小丸川が洪水で氾濫すると表土が流失し,あとは磧のようになったことから川原というようになったと伝えられる。地内に所在する古墳は,昭和14年椎木・高城(たかじよう)の古墳とともに木城(きじよう)古墳として県史跡に指定された。
川原郷(近世)】 江戸期の郷名。
川原村(近世)】 江戸期~明治5年の村名。
川原村(近代)】 明治5~22年の村名。
川原(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7234802