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第2日の影トンネル
【だいにひのかげとんねる】


国鉄高千穂線の日ノ影駅と影待駅の間にあるトンネル。日ノ影駅側は,西臼杵(にしうすき)郡日之影町七折(ななおり)字尾村,影待駅側は七折字尾平に位置する。全長1,553m・幅員3.8m・高さ4.7m。馬蹄形コンクリート造り。高千穂方面に向かって日ノ影駅を出るとまもなく第1日の影トンネル(459m)があり,次いで当トンネルが位置する。標高は,日ノ影駅側が約124m,影待駅側が約159m,高千穂方向に1,000分の22.5の,かなり大きな上り勾配。トンネルの底部を先に掘り,側壁・上半部を後から掘削する底設導坑先進工法が採用された。昭和43年3月竣工。延岡駅~日ノ影駅間の旧国鉄日ノ影線は,昭和47年7月22日高千穂まで延長され,国鉄高千穂線となったが,この延長路線12.35kmのうち,8.57km,すなわち3分の2強は五ケ瀬川渓谷沿いの大小のトンネルである。日ノ影駅以西の高千穂線は鉄道建設公団の資産で,トンネルも同公団が設置。保守管理は国鉄大分鉄道管理局南延岡保線区が行い,その費用は鉄道建設公団が負担する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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