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津花トンネル
【つばなとんねる】


西臼杵(にしうすき)郡五ケ瀬町三ケ所にある国道218号のトンネル。五ケ瀬町と西臼杵郡高千穂町を結ぶ津花バイパスの一部。トンネル坑口の所在地は,五ケ瀬側が三ケ所字石の原の通称室野,高千穂町側が三ケ所字内の尾の通称越次(こえつぎ)である。全長947m・幅員8.5m・高さ4.5m。標高は室野側580.4m,越次側580.5mで0.5%の勾配をもつ。照明灯および電話・警報装置・消火器などの非常用施設を備える。昭和48年6月着工,同52年2月竣工。トンネルからほぼ100m高い位置の南寄りに,旧道の津花峠(679.5mの1等水準点敷設)がある。津花バイパスはこの旧道の改良工事として新設されたものである。これにより,五ケ瀬町役場~国鉄高千穂駅間は距離で21kmから17km,時間で,バス(過疎バス運行)が55分から25分,乗用車が45分から20分にそれぞれ短縮された。トンネル付近の交通量は,昭和52年で1,498台,同55年で2,543台,同58年で3,444台と急速に増えてきている。なお冬季には昼間にチェーン規制,夜間に積雪による通行止が行われることがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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