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三納
【みのう】


旧国名:日向

一ツ瀬川支流の三納川上流域に位置する。地内および隣接する平郡(へぐり)には前方後円墳3基・円墳62基・横穴5基があり,昭和19年三納古墳の名で県史跡に指定された。このうち地内松本にある松本塚古墳は同年国史跡に指定された前方後円墳で,全長約90m,後円部の径は約50m,高さ約9m,前方部の幅は約45.3mで,畿内様式の優美な前方後円墳である。古くは幅18mの周隍をめぐらしていた。年代的には5世紀のもので,県内では代表的な古墳中期の古墳である。また,この古墳のすぐ北側の丘陵台地には,国宝に指定されている金銅製馬具類が出土した百塚原古墳群が点在している。地内の長谷観音は,県内でも名高い観音様で,養老元年大和長谷寺の徳道上人が建立したという。大永2年大火で焼失,仏像の頭部のみ残り,その後都於郡(とのこおり)城主伊東尹祐が再興したという。昭和20年の台風で御堂・三尊仏が倒壊し,現在は観音像の頭部のみが残っている。昭和56年観音堂を新築した。
三納郷(古代)】 平安期に見える郷名。
三納郷(中世)】 鎌倉期~南北朝期に見える郷名。
三納村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
三納村(近代)】 明治22年~昭和33年の児湯郡の自治体名。
三納(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236122