八代北俣
【やつしろきたまた】

旧国名:日向

江戸期には単に北俣村と称することも多かった。掃部岳南東麓，大淀川水系の北俣川流域に位置する。八代の地名は，中世伊東氏の時代に八代城を中心に８つの城があったことによるというが，不詳。隣接する八代南俣に対する。地内には六ツ野原を中心にかつて前方後円墳１基・円墳16基があり，昭和９年八代古墳として県史跡に指定された。しかし，同17年陸軍飛行場が建設されることになり，調査が行われた後に移転改葬された。調査内容は翌年「六野原古墳調査報告書」として刊行された。
【八代北俣村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【八代北俣(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7236257